宇 部 港(33°56′N 131°14′E)(海図W128)


(概要)
山口県の南西部にあって、周防灘に面している。この港は石油製品、セメント、薬品などの積出しが多い。
港奥中央の泊地を内港又は本港、南東方を東港、北西方の工業運河、栄川運河及び厚東《コウトウ》川河口付近を西港と称している。
港内東部に宇部岬漁港がある。

(気象)
気候は温和で、風向は一般に東、冬季になると西又は北西の風が多くなる。
南東方向の風は少ない。

(海象)
海上はおおむね平穏である。台風の際には、しばしば高潮が発生する。
また、港内の各泊地に至る水路の入口付近では、まれに水路を横切る強い潮流がある。

(錨地)
港域南端の本山灯標の西北西方1.6M付近に検疫錨地がある。
1,000
t未満の危険物積載船は、宇部港西防波堤灯台の南西方1M付近に停泊場所が指定されている。

瀬戸内海水路誌103から抜粋

港名

荒天時避泊の適否
(立地条件からみて)

避泊(可能船舶の限度)(隻数)

最寄りの避難港までの距離

汽船500t以上

汽船500t以下

漁 船

宇部港

 

 

 

関門港20

 徳山港34

山口県地域防災計画 資料編(平成15年度)


◎宇部港の避難港としての適性(小型船向)
当港は周防灘の西部、山口県南西部にあって、厚東川河口を中心にして、西は本山岬、東は宇部岬まで湾入している砂浜を宇部炭田の開発とともに埋立、築堤、浚渫等の港湾造成が順次行われて出来た純人工港である。
港は南西方に開き、北東方は中国山脈に連なる陸地と市街地を背にして、北東〜西寄りの風を防ぎ、港内は非常に穏やかである。
底質は泥か泥砂で「錨かき」は良い。
しかし、港の口が南西に開いているので、南寄りの風のときは、かなり波が入るから注意する必要がある。
港内は掘下げ水路以外は水深4m前後で500トン以上の船が避泊するのに適さない。


避難港の手引き(小型船向)昭和39年から引用


◎宇部港及びその周辺海域

宇部港及びその周辺海域においては、台風接近時における避泊する適当な海域はない。


宇部海上保安署からの資料