江崎港(34°39′N 131°39′E)(海図W149 分図)
(概要)
高山の東側にある港で、第4種漁港でもある。
港口の水路は幅約170mで港内は5m以上の水深があり、南方へ1.8M湾入する。
漁船の出入が多く小型船の避泊地となる。
(険礁)
港口の西側に鵜ノ瀬(34°39.1′N 131°38.6′E)(高さ1m)があり、港口東側には中グリ10 (34°39.4′N 131°39.0′E)(干出0.1mなどの礁脈)がある。
(錨地)
港内は水深5〜7m、底質泥で1,000t以下の船舶の避泊に適するが、底質が軟らかすぎて走錨のおそれがあるという。浮島(34°38.5′N 131°38.8′E)と卒塔碆ノ鼻(34°38.8′N 131°38.7′E)を結ぶ線の東側で、水深7mの所は良い錨地である。
〜本州北西岸水路誌102から抜粋〜
◎江崎港の避難港としての適性(小型船向)
高山岬の東側に長さ約3km湾入した港で、1000トン級の船が避泊するには適している。
水深5〜8m、底質泥で周りは山で囲まれ、どの方向の風もよく防いでいる。
底質が柔らか過ぎるため、時には走錨することがあるので、注意が必要である。
汽船500トン以上ならば2隻、500トン以下ならば5隻、機帆船ならば20隻、漁船で40隻が錨泊することができる。
〜避難港の手引き(小型船向)昭和41年から引用〜
港 名 |
錨地の状況 |
その他(気象海象等) |
江崎港 |
底質は泥で錨かき良好 |
当港付近は年間を通じ、北西または北東の風が最も多い |
〜萩海上保安署からの資料〜