須佐港(34°37′N 131°36′E)(海図W1175)
(概要)
高山の東側にある港で、第4種漁港でもある。港口の水路は幅約170mで港内は5m以上の水深があり、南方へ1.8M湾入する。
漁船の出入が多く小型船の避泊地となる。
(険礁)
港口の西側に鵜ノ瀬(34°39.1′N 131°38.6′E)(高さ1m)があり、港口東側には中グリ(34°39.4′N 131°39.0′E)(干出0.1mなどの礁脈)がある。
(錨地)
港内は水深5〜7m、底質泥で1,000t以下の船舶の避泊に適するが、底質が軟らかすぎて走錨のおそれがあるという。浮島(34°38.5′N 131°38.8′E)と卒塔碆ノ鼻(34°38.8′N 131°38.7′E)を結ぶ線の東側で、水深7mの所は良い錨地である。
◎須佐港の避難港としての適性(小型船向)
高山岬南西側にあって、港の入口の幅は1.2km、奥行き約2kmある北西に開いた港で港内には4つの浦がある。
そのうち北側の福浦と大櫛浦はどちらも水深9〜13mで風浪をよく防ぎ、底質も泥や砂で錨かきもよく、100トン以下の船の避泊に適している。
しかし、錨地が狭いため、5〜6隻しか入れない。
〜避難港の手引き(小型船向)昭和41年から引用〜
港 名 |
錨地の状況 |
その他(気象海象等) |
須佐港 |
錨地としては福浦・大櫛浦がよいが、両浦とも平島北部に真珠筏あるので注意を要す |
年間を通じ、北または北西の風が多く、次いで南南東の風が多い |
〜萩海上保安署からの資料〜