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海難に関する事項を研究する事業

 海難の発生しやすい事象や状況、海域及び発生要因等の調査、分析並びに安全対策の研究等海難に関する基本的事項について、学識経験者等からなる研究調査会を設置して研究を行っています。


 南九州太平洋沿岸における船舶の地震津波対策に関する研究

 東日本大震災を受けてとりまとめられた「大地震及び大津波来襲時の航行安全対策に関する調査研究」(日本海難防止協会)を踏まえて、主に港内在泊船舶への望ましい対応について手引きが作成されていますが、南海トラフ地震津波避難対策特別強化区域にある細島港、宮崎港、油津港、志布志港について、港外錨泊船や港域外を航行する船舶に対する安全対策は策定されていなかったことから、港外錨泊により津波避難の安全性、大津波による影響を受けにくい海域への避難等に関する航行安全対策について調査研究を行いました。

      地震津波避難対策特別強化区域の港  調査研究委員会


 関門港における船舶の地震津波対策に関する研究

 東日本大震災以降、各方面で従来の地震津波による被害想定の見直しが進められていますが、内閣府において検討されていた「南海トラフの巨大地震」の第二次報告が平成24年8月に公表されました。同報告によれば、関門地区の最大震度は5弱、津波高最大4m(TP基準)、津波到達時間は地震発生後約3.5時間とされています。
 本会では、「南海トラフの巨大地震」が関門地区に及ぼす影響の程度をより具体的に推定・評価し、津波対策を検討する際の参考として頂くことを目的として、平成24年度に「関門港における船舶の地震津波対策に関する調査研究」を行いました。

    (南海トラフの巨大地震に伴う津波シミュレーション結果(PDF)は、こちら

      関門海峡津波情報マップ  水位・流速の時系列変化(早鞆)


 関門航路及びその周辺の潮流と早鞆瀬戸潮流との相関関係に関する研究

 関門航路を航行する船舶は、台場鼻・部埼・火の山下潮流信号所で電光表示されている潮流表示を早鞆瀬戸の潮流として利用していますが、潮流の実態には海域差があり、早鞆瀬戸から東方向あるいは西方向に離れるに従って、潮流信号所表示との時間差・流速差があることから、本会では早鞆瀬戸潮流と関門航路第12号灯浮標付近(平成21年度)、関門航路第22号灯浮標付近(平成23年度)、関門航路第29号・35号灯浮標付近(平成26年度)の潮流との相関関係について調査研究し、平成26年度に関門航路及び周辺海域における潮流と電光表示されている早鞆瀬戸の潮流との相関関係(潮時差・流速差)の概要を取りまとめました。結果は関門航路を通航する船舶に活用されています。

 (早鞆瀬戸潮流と代表測点付近潮流との相関関係(概要)及び関門海峡潮流模式図は、こちら

      潮流調査対象海域  第22号灯浮標測定

 台風と避泊の研究

 台風に伴う海難の防止を図るため、北部九州の主要港における台風通過時(関門海峡の西側通過、関門海峡付近通過、関門海峡の東側通過)の風向と強さ、避泊場所(港)の状況を研究し、船舶が台風の避泊場所を選定する際の目安としてホームページ等で公表しています。

                  (台風避泊参考図は、こちら

      台風図対象地域  台風図対象地域

 関門航路西側の航路法線についての研究

 関門航路西側地区整備完了後の航行船舶の安全を図るため、現行航路法線の具体的修正案を基にその優位性等の比較を行い、新たな航路法線の在り方を提言し、整備完了後の船舶航行安全対策に活用されています。

台風避泊参考図はこちら

      関門航路図  報告書

 操船シミュレーションによる操船訓練とBRM訓練の評価手法及び効果に関する研究

 船舶を安全に運航させるための訓練手法として操船シミュレーションが活用されています。その訓練効果については訓練実施時の評価手法の研究は行われていますが、追跡調査は行われていないことから、操船シミュレータによる操船訓練とBRM訓練の評価手法及び訓練効果について、訓練受講者に対する追跡調査を行い、これらの訓練効果を評価・研究し、その課題を抽出しました。

      操船訓練等評価手法

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